中国で普段主に利用する交通機関というと公交车(バス)です。
バス料金は地域によって結構違いがあります。
以前北京に住んでいた時には一回4毛だったのでかなり安く、交通費をあまり気にせずに気軽にバスを利用していました。
現在住んでいる都市は基本的に一回1元だったのですが、最近2元のバスが増えています。
さらにまだ乗ったことはありませんが、3元のバスを最近見かけてびっくりしました。
もちろん日本のバスに比べると断然安いわけですが、全体の物価の割合からすると決して安くありませんし、毎日利用するとなると交通費も決してばかになりません。
中国のバスは時刻表というのがありません。
そのため待つ時には20分、30分待つことがあります。
またバスの路線によってもあまり利用客がいないマイナーなバスは30分以上待つことがあります。
そのため決まった時間に目的地に着くためにはいつ来るかわからないバスを待つ時間と、交通渋滞した場合の時間を考えてかなり前に家を出る必要があります。
それでも時に事故やバスが突然動かなくなるというハプニングが起きることがあるので、そういう時には待たせることになる相手に早めに状況を伝えて、後は状況をみて適切な判断を下すしかありません。
「让一下」と言えば中国の混んだバスもこわくない
中国のバス、混んでいるように見えて、実は後ろのほうがガラ空きだったりすることがよくあります。
そのため最近はバスに乗ると、とにかくバスの後ろのほうに進むようにしています。
あまり後ろに行ってしまうと途中で降りられなくなってしまうのでは、という不安も時には感じるものです。
それでも混みあったバスの中では、
「让一下ràng yíxià」(ちょっと通してください)
と大きめの声で言えばたいてい道を開けてくれます。
もし間に合わなくてドアが閉まってしまったら、
「下车xiàchē」(降ります)
と叫べばドアを開けてくれるはずです。
以前、事故が原因で交通渋滞に巻き込まれバスが全く動かなくなってしまったことがありました。
目の前のバス停に主人が待っていて、そこに見えるのでバスの運転手に、
「师傅,请开门shīfu , qǐng kāimén」(運転手さん、ドアを開けてください)
と後ろのドアの付近から叫んで何度かお願いしました。
でもバス停じゃない所ではドアを開けてはいけないことになっているらしく?何人か他のお客さんも同じように叫んだのですが結局開けてもらなかったことがあります。
それでもこの経験で一つだけ自分にとってプラスになったことがあります。
それは混んだバスの後ろの方から運転手に聞こえるほどの声で叫んだことで、今後万が一混んだバスで降りられなくなっても同じように大きな声で、
「下车xiàchē」(降ります)
と叫べばきっと降ろしてもらえるという自信が着いたことです。
聞こえるように大きな声で、がポイントです。