日本でも食事が出来た時に「ごはんだよ~」と呼びかけるように中国語でも似たような呼びかけのフレーズがあります。
中国人の友人が泊りに来た時、交代で食事を作ることにしました。
私としては現地の人が作る家庭料理ってどんな料理なんだろうと興味津々です。
友人はとにかく辛いのが好きで、市場で売っている大きめの唐辛子を料理にガンガン使います。
彼女が作ってくれた料理で美味しかったのが唐辛子とタケノコと人参、ピーマンの焼き米粉(お米の粉で作った麺)です。
作り方は比較的簡単で予め米粉を湯がいておきます。
次にフライパンを十分に熱し油をかなりたっぷり入れます。
刻んだニンニクと唐辛子を炒め刻んだ人参ゆでタケノコ、ピーマンを加え炒めあわせ最後に米粉を混ぜ、オイスターソースで味付けして出来上がりです。
中国語では「ごはんだよ~」は「吃饭了~」
出来上がると大きな声で「吃饭了~chīfàn le 」と叫びます。
そうなんです、中国語で「ご飯だよ~」はこのようにいいます。
この時、なるほど「了」はこういう時に使うんだ、と妙に納得してしまいました。
普段の日常の場面で使う簡単な表現ってけっこう知らなかったりするものです。
じゃー、「いただきま~す」は中国語でなんて言うんだろうという疑問をもたれる方も少なくないと思います。
実は中国語には「いただきま~す」に相当する表現はありません。
そうすると「ごちそうさま~」もないのでしょうか、これはちょっと微妙です。
中国では食事中に「多吃点儿duō chī diǎnér 」(もっと食べて)と進められることが多々あります。
また、客は料理を全部平らげてしまうのは料理が十分の量ではなかったということを意味してしまうため料理を残すような習慣もあるようです。
その上で十分頂いたということをやはり口でも表現します。
大抵は「吃好了chī hǎo le」と表現しますが、それでももっと食べるように勧められると「吃饱了chī bǎo le」(お腹いっぱい)と言ってもう食べられないことを伝えます。
中国では食べることを大切にしていることは普段「吃饭了吗?chīfàn le ma ?」という言葉をあいさつとして使うことからも分かります。
ちなみにもう食べたのであれば「吃了chī le」「吃过了chī guò le」などと言いますし、まだ食べていないのであれば「还没吃háiméi chī」と言いましょう。