日本語を学んだことのある現地の中国人とおしゃべりをしていたら、
「日本では電話でやりとりする時に、まず自分の名前を名乗るんだよね。」と言われたことがあります。

それまで考えたこともなかったことでしたが、確かに日本で電話のやりとりをする時にはまず自分の名前を名乗るのが一般的なように思います。

中国で電話でやりとりする時、受け側が自分の名前を名乗ることはなく、かけ側もまず相手の名前を確認してから自分の名前を伝えます。

例えばこんなかんじです。

受け側:「喂?wéi」(もしもし?)

かけ側:「是 小李吗?我是小陈shì xiǎo lǐ ma ? wǒ shì xiǎo chén」(李さんですか?私は陈ですが。)

中国での主流はスマートフォン

最近中国ではいわゆるスマートフォンが流行っていて、有名なメーカーの物でなければ結構安く購入することが出来ます。

数年前に購入した時には結構高かった私の携帯電話も今となってはかなり古めかしく見えます。

日本では公共の乗り物で携帯電話はマナーモードにしたり、メールだけのやりとりをすることが多いように思います。

中国ではバスであろうが、電車であろうがお構いなしに携帯電話でやりとりする姿を普通に見かけます。

これは年齢を問わずほどんどどの世代でもそうです。
携帯電話の呼び出し音も騒がしいものからおとなしめのものまでピンからキリまであります。

今の若い世代の間では普段の会話は普通語ですが、やはり地域独特の方言やなまりがあります。
中国人同士でもちょっと離れた地域の方言は全く聞き取れないようです。

それなので携帯で通話する時はあえて方言を使ってやりとりをする人も少なくありません。

はじめて中国に来た時には電話でのやりとりはかなりの難関で、出来るだけメールでのやりとりをするようにしていました。
文字だと誤解もありませんし、分からない表現は電子辞書で調べることも出来ます。

それでもやはり人によっては電話のほうが手っ取り早いので電話でのやりとりを好む人もいます。

電話でのやりとりの誤解を避けるには

それで聞き取れなかっり、理解できない時には

「请你再说一遍qǐng nǐ zàishuō yī biàn」(もう一度言ってください。)
と言ったり、

「你说的意思是・・・吗?nǐ shuō de yìsi shì・・・ ma ?」
(訳:あなたが言っているのはこういう意味ですか?)

ともう一度話の内容を確認するにする習慣は誤解を避ける上で重要なポイントだと感じています。

最近は中国でも日本で生じているようなオレオレ詐欺的な事件が頻発しています。
私も最近この手の電話を何度か受けたので、できるだけ知らない人からの電話は受けないようにしています。

きっと本当に用事のある人なら、電話が通じないならメールを送ってくれるからです。