中国に来て始めの一ヶ月で二度も高熱を伴う風邪を引き、今思うと環境の大きな変化に体が付いていかなかったのだろうと思います。

幸い北京には日本語を話せる医者のいるビップ対応の病院があり、片言の中国語しか話せなかった当時は大変助かりました。

二度目に高熱が出た時に病院で点滴を打ってもらったのですが、帰りのタクシーの中ですでに体がガタガタ震えだし、その日の夜には40度の高熱がでてしまいました。

医者からもらった薬もかなり強い薬だったようで、夜中に勝手に足がピンと飛び上がってしまうなど、日本では滅多にしない経験もしました。

それでも、それを機に免疫がついたのか、その後一年は風邪という風邪も引かずに過ごせました。

今住んでいる地域に来て環境が変わったせいなのか、始めのうちは月に一度の割合で風邪を引いていました。

それでも、日本と違って中国では抗生剤も処方箋なしで薬局で買うことができるので、今のところ病院にも行かずにしのげています。

ただ、中国人の友人からは、薬それも特に西洋薬は副作用が強く体に良くないので極力飲まないようにと言われます。

中国式、薬を飲まずに風邪を治す

それじゃ、どうやって治すのかというと、この地域の人々の好む民間療法があります。

風邪の引き始めに、黒糖とつぶした生姜に水を加えて鍋で煮る、つまり生姜湯のようなものを作って飲むという方法です。

それとともに中国人が必ず勧めるのが
「多喝点水duō hē diǎn shuǐ」(お水をたくさん飲んで)
です。

毎回風邪を引く度に友人達に言われるので、風邪を引いたら極力お茶やジュースではなく、水をたくさん飲むようにしています。

先回風邪を引いた際には薬は飲まずにとにかく水を意識して飲むようにしたら、確かにしばらくしてよくなりました。

その後は毎月のように引いていた風邪も引かなくなりました。
やっとこの地域の免疫が付いたのでしょうか・・・。

中国では経済発展に伴って大気汚染もかなり深刻なため、特に汚染がひどくなる冬の時期には外出する際に必ずマスクを着用するようにしています。

また、普段から免疫力を落とさないように十分な睡眠と「多喝点水duō hē diǎn shuǐ」(お水を十分飲むよう)に心掛けています。