最近中国人の友人夫婦が新築のマンションを購入しました。
是非見に来て欲しいというので行ってみると、何ともゴージャスな内装です。

今の中国はバブルが弾ける前の日本の状況と似ています。
つまり、家具や内装にしても豪華できらびやかなのが好まれる傾向にあります。

彼らの家もしかりで、ギラギラしたタイル貼りの内装でゴージャスなソファに腰をかけると、どこかのバーにいるような錯覚を起こしそうです。

中国では新築のマンションの部屋を購入すると、内装は壁から床から照明まで とにかく全て自分で業者を探して相談して決めていきます。
そのため購入してから実際に住むまで かなりの時間がかかります。

中国ではお金持ちのステータスと言えば、マンションを買うこと、車を持つことがあります。

でも中には面子のためにマンションや車を購入してしまう人も少なくないようです。
彼らの友人の中にもBMWに乗っている人がいるそうですが、実際の暮らしは決してそんな車に乗れるようなレベルではないと言います。

そうだとしても彼ら曰く、
「虽然他的生活不怎么好,也他舍不得汽车。suīrán tā de shēnghuó bùzěnma hǎo, yě tā shěbude qìchē 。」
(彼の暮らしはたいして良くないんだけど、それでも彼は車を手放すのが惜しいんだ。)
ということです。

面子のために生きているようですが、いかに中国人にとって面子が大事なことかを示す例とも言えます。

「舍不得」-離れがたい

今どきの中国人女性は結婚相手に求める条件に、第一に家を持っていること、第二に車を持っていることを挙げる人が多いと聞きます。
状況にもよりますが、特に第一条件はかなり重要なようです。

実は、中国では一人っ子政策の歪で結婚適齢期の男性人口が女性の人口を上回っています。

その為、結婚したい独身男性とその親にとっては大きな圧力ですが、この第一条件を満たせないと相手が見つからないという現実があります。

やはり私の中国人の友人で、近いうち結婚する息子のマンション購入のため、仕事を掛け持ちでしている人がいます。
しかも自分の母親の介護をしながらですから、かなりハードな生活です。

息子さんも親孝行で気立てがよく、結婚したら親と一緒にそのマンションに住みたいと言ってくれているようですが当のお母さんの方はどうなのでしょう。

「她儿子舍不得妈妈,可是她觉得舍不得离开自己的家。tā érzi shěbude māma , kěshì tā juéde shěbude líkāi zìjǐ de jiā」
(彼女の息子さんはお母さんと離れがたいんだけど、彼女の方は自分の家を離れがたいと思っている。)

以外とこういう場合って、親は住み慣れた環境から離れがたく思っていたりするものです。

それにしても新婚当初から息子が親と一緒に住みたいと言ってくれるなんて、親にしてみればうれいいことでしょう。
また、中国人の家族の絆の強さを表す一例でもあります。