中国での日常生活でもやはり買い物は必須です。

日用品は近所のスーパーで買いますが、野菜や果物、肉類となるとやはり市場のほうが新鮮で安いので市場で買い物をすることが多いです。

中国の市場では量り売りで一斤(500g)の値段で売り買いします。

中国語のテキストでは値段を聞くときに
「一斤多小钱?yī jīn duō xiǎo qián ?」(500gいくらですか?)
と学んだのではじめのうちはそのように聞いてから買っていました。

でも地元の人は
「怎么卖?zěnme mài ?」(いくらで売ってるの?)
と尋ねる人が多いことに気付きます。

いずれにしても同じことを尋ねているわけですが、私も最近は
「怎么卖?zěnme mài ?」と尋ねるようにしています。

もちろん外国人だと分かるとわざと高く売るような人もいるので、はじめのうちは出来るだけ地元の人が買い物をしているのを見て値段を確認してから買うようにしていました。

市場にはお肉や野菜や果物、穀類、調味料などが種類別で売るエリアがだいたい分類されています。

慣れるまでは結構しんどい市場の肉売り場

肉売り場ではその場でお肉を解体しているのでスーパーでパックに入ったお肉に慣れている日本人にとって、こういうところでお肉を買うのははじめは結構勇気が必要でした。

お肉の中では豚肉が比較的リーズナブルで新鮮なので中国に来てから豚肉を食べる機会が断然増えました。

お肉は塊で売っていてしかも豚の皮の部分まで付いています。
中国人に言わせるとそれが美味しいというのですが、私はいつも買うときに皮の部分は剥いでもらうようにしています。

また、ひき肉にしてもらいたい時には
「打碎一下dǎsuì yīxià」(挽いてください)
と言ってお肉を軽く水で洗ってもらってから機会でその場で挽いてもらうようにしています。

今でもお肉のコーナーで犬肉のコーナーは見るだけで胸が悪くなるので、できるだけそこは避けて通るようにしています。

買い物をしているうちに、新鮮でなおかつ値段もそこそこで、重要なポイントとして店員さんの態度がいいところを見つけるようになりました。

毎回そこで買い物をするようになるとだんだん顔見知りになり、毎回来るとちょっとおまけしてくれるようなところもあります。
中国では一度関係が出来るとその関係を大切にするという習慣があります。

それなので時々市場まで行くのが面倒で近くのスーパーで買い物を済ませてしまうような時があると、次に市場に買い物に行った時に顔見知りの店員さんから、

「好久不见啊,最近你没来~。hǎojiǔ bùjiàn a , zuìjìn nǐ méi lái ~ 」
(久しぶり、最近来なかったね~)などと言われてしまいます。

店員さんとの会話も中国語の上達のいい機会になるので、親しくなったらいろいろと会話してみるのも楽しいものです。